飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

一年を経て

昨年9月10日に退院してから、ちょうど一年が過ぎた。

昨年10月以降、ブログを書いていなかったので、この一年間を簡単に振り返りたい。

 

<10月〜12月>

・退院から1ヶ月後に海外出張、また12月にも海外出張で都市部から遠く離れた奥地まで行ったが、行き帰りの飛行機をはじめとして問題なく過ごすことができた。(道もガタガタだったのでかなり不安だったが・・・)

・12月頃から週一回のランを再開。最初は距離も短め、ゆっくり目で体を慣らし鳴らしという感じだったが、12月末には従来の週10kmペースに戻す。

・12月末に病院で検診を受ける。問診で耳づまりや頭の違和感が若干ある旨を伝えたが、症状として発症時のような頭痛がないのであれば大丈夫とのこと。当初予定していたMRIも受けることなく先生から「卒業ですね」とのコメント。

 

<1月〜9月>

・年明けから週一回1kmの水泳を開始。

・この間、耳づまりや頭の違和感が徐々に少なく、薄くなっていく感じ。

・仕事は3月〜6月までこれまでに経験したことのないほどハードだったが、自分が1年も経たない前に入院したことさえ忘れて没頭していた。

・夏には片道20時間ほどかけて1週間のアフリカ出張に。

 ・・・ところが、出発3週間前の買い物中に荷物を車に積み込もうとしていたところ、子供にトランクを閉められてしまい頭を強打。。出発前の黄熱病のワクチン接種の直前でもあり、不安だったので、脳神経外科MRIを撮る。

 結果は特段問題もなく、発症時に映っていた硬膜の肥大も完全に消えて元に戻っていた!先生からも、何の問題もないので、ワクチンも打ってアフリカに行ってきてください、とのコメント。ただ、黄熱病のワクチン接種で激しい副作用にあう羽目に。。(4人に一人くらいがかかるとのこと・・)

・退院してちょうど一年になる昨日、昭和記念公園トライアスロン大会に初出場。水泳0.75km、自転車20km、ラン5kmとトライアスロンの中では最も短い距離だが、無事に完走!

 

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あとがき的に・・・

 

以上のように、退院後3ヶ月ぐらいからスポーツも徐々に再開して、1年経った今ではトライアスロンの大会にまで出られるようになりました。11月にはハーフマラソン大会にも出場予定です。

仕事もハードな日程の海外出張や、これまでにない多忙な一年でしたが、無事に乗り切って来られました。

今日の、この今の瞬間も、脳脊髄液減少症で苦しんでいる方、保存療法で本当に回復するのだろうかと不安に思っている方が多くいらっしゃると思います。当然、回復までには個人差があるとは思いますが、このブログに書いた記録が、元の生活に戻りたいと思っている方々の心の支えに少しでもなればと思います。

 

平成29年9月