飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【退院1日目】〜ついに退院〜

 昨夜はあまり眠れず、3時過ぎと6時過ぎに2度ほど目が覚める。その間も少しうとうとした程度。髄液の生産が弱まったかもしれない。

 

 起床後、ベッド周辺の片付け。途中で一時退院があったものの、20日以上にわたって過ごした病室。6人部屋の私の部屋の人は3回くらい入れ替わった。正直なところ、みんな一週間くらいで退院していくのが本当にうらやましかった。自分の体調もまだ万全ではないが、ようやく復帰のスタートラインに立てたということ。

 

 10時に退院。看護師さんたちがエレベーターの前まで送ってくれる。3週間滞在した病棟。大変お世話になった人ばかり。看護師さんだけでなく、掃除を毎日してくれたおじさんなどにもお礼を言って病院を後にする。

 

 帰り道の車は小さな段差でも衝撃が怖い。ただ、車窓の景色を眺めているうちに気分もまぎれてくる。帰りに自宅近くのスーパーで買い物。久しぶりに日常生活に戻ったようで心地よい。

 

 帰宅後は、子供と一緒に往復20分ほどかけて近くの書店へ散歩。9月に入っているのに相当暑い。5分ほど歩くと汗がにじんでくる。ただ、これまでずっと温度管理された病室で生活してきており、汗をかくこともほぼなかったため、汗をかくことだけでも気持ちよい。

 歩いているときには、薄く耳閉感のようなものや、頭が少し重くなる感じもあったが、しばらくすると症状も消える。

 

 その後、昼食を済ませ、起床後6時間まで頭痛もなく起きていることができた!

 これまでで最高記録。ただ、昨夜あまりゆっくり眠れていなかったため、午後は横になって過ごす。

 

 夕方起床し、30分ほど散歩。横になっているときに、同じ向きを向いていたせいか右の頭のあたりが少ししびれた感じになるが、歩いていると症状も緩和する。夕食後も含め4時間ほど起きていることができた。今日は午前中6時間、午後4時間の計1日10時間ほど起きていたことになる。昨日に続き、着実に復活してきていることを実感する。