飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【入院22日目】〜退院が正式決定〜

 朝から回診。

 翌日が退院ということが正式に決まる!

 薬は2ヶ月程度漢方薬を飲むことになるが、酒も風呂も可能ということで、激しい運動をのぞけば元の生活に戻れるようだ。医師より「これまでみてきた患者の中でも、かなりよい回復状況ですよ」と太鼓判を押される。こういった一言が本当に支えになる。

 

 朝食後、散歩に出る。

 緑に囲まれた近くの公園で鳥や虫の声に耳を傾けたり、池から立ち上る水蒸気に鼻を寄せると、ようやく回復したという実感が湧いてくる。これまでは少しでも首を動かしたりすると、それが再発を招くのではという感覚があったが、道行く人たちはみんな普通に歩いているわけで、自分自身も思い返すと子供のころから、かなりいろんな運動をしてきて症状が出なかったことを考えれば、「それほど大げさに考える必要もないのではないか。普段通りの生活に戻れる」という気になってくる。

 昨日より10分長い、30分の散歩を終えると、帰り道は足が棒のようになる。頭で思っているよりも足の筋肉の回復は時間がかかりそうだ。

 

 病院に戻った後も座った状態で本を読んだりメールを打ったりしていると、少し気分が悪くなる。頭も一時的ではあるが少し曇ったような感覚になる。ちょっと無理をしすぎたかもしれない。水分をとって横になっていると症状が和らぐ。

 

 昼食後、症状もなくなったので、再度散歩に。退院前に1日二度の散歩をしておきたかった。散歩をすると体調はよくなることを実感する。ただ、足が棒のようになるのは変わらず。その後、5時間ほど経った段階で、うっすらと頭痛のような症状が出てきたので、横になる。

 

 この日は午前中3時間、午後5時間、夕方から夜にかけて3時間の計11時間起きた状態で過ごす。

 

 明日はいよいよ退院。まだまだ長時間起き続けることはできないが、少しずつ起きる時間も延びており、体調が回復してきていることを実感する。

 

 一方で、この3日ほどは最大で5時間しか起きられないことが少し気になって、ネットで色々と情報を検索すると、同様の症状の人が何人かいて安心する。1日数時間しか起きられずその後頭痛が来る人も、少しずつ、休みながら日々を送ることで10日、20日後には9時間、終日と徐々に起きている時間が延びていっているようだ。ただ、寝る前にあまりにもネット検索をしていたせいか、明日が退院ということで気も張っていたためか、夜はあまり眠れず。。。