飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【入院15〜17日目】〜点滴減少〜

 2日の夜をもって、2週間にわたる1日4回の点滴を終え、起床時のみの2回の点滴になる。2週間もたつと点滴のチューブは体の一部のようにもなるが、それでもトイレに行ったり、寝返りをうつ時など邪魔で仕方ない。夜だけでも点滴が外れるとかなり楽になる。 

 一方、点滴を外した影響もあるのか、うっすらと耳閉感も生じてくる。頭痛がないのがせめてもの幸いだが、薄気味悪いのも事実。以前買った脳脊髄液減少症に関する本を見返していると、治療後の経過として「大体、左記の順番でよくなっていきます。1:頭痛→2:首、腰の痛み→3:目の症状(まぶしい、かすむ)→4:耳鳴り、めまい→5:記憶力、集中力→最後に:疲労感、だるさ」(吉兼健一著、脳脊髄液減少症、創風社出版、2008年)と進むようだ。

 確かに頭痛の症状は1週間ほど治まっており、首や腰の痛みもない。目の症状は元々ないので、この本でいう4段階目に入ってきているということが、安心材料になる。

 また、3日以降は医師から少しずつ元の生活に慣らしていくように指示を受ける。「まずは、1日2〜3時間程度椅子に座って過ごしてください」と言われるが、22日にあったかなり強烈な頭痛から2週間経っていないことから、もう少し安静にする日を先に延ばすことにして、入院後3週間目に入る2日と3日は、23時間の安静臥床を続け、4日午前になって1時間半ほど座って過ごす。