飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【発症1日目】〜発症当日〜

これまで海外出張には何度か行っていたが、今回の出張は少し緊張していた。というのも、訪問先が3都市へ5日間で回るというハードスケジュールであること、また、その訪問内容も非常に重要な内容であるため、ミスは許されないという気持ちを強く持っていた。

 前日はジムで汗を流し、7月11日正午前、羽田から向けて飛び立つ。

 

 飛行機での移動中は、なるべく睡眠を取ろうと当初から考えていたため、機内サービスでお酒を頼む。

 「今日はシャンパンがありますよ」

 普段はないと聞き、少し欲が出てしまう。シャンパンを頼んだ後は、食事。和食とともにビールとワインをいただく。今から考えるとここでお酒を飲み過ぎたのがまずかったのかもしれない。もしかしたら、この飲んだタイミングで無理な動きをしてしまったのかもしれない。食事後は、早々に睡魔が襲い、直ちに眠りにつくが、深い眠りにつけず2時間ほどで目が覚める。その後は、うとうとしながら、機内での長い時間を過ごす。

 

 今、思い返すと、その頃から少し頭痛のような症状はあったと思うが、お酒を飲み過ぎたときにはよく出る症状のため、それほど気にすることもなく過ごす。第一訪問地には現地時間の夕刻頃に到着する。

 空港到着後、車でホテルに向かい、チェックアウトの後、ホテル近くのパブへ。この頃も少し頭痛の症状はあったが、「酒を飲めば痛みもなくなるだろう」と考え、ビールを3杯ほど飲む。飲み始めると痛みがあることも忘れてしまう。