飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【発症2日目】〜低気圧と頭痛〜

 朝5時に起床。散歩がてらにと、週一回行っているジョギングを軽く行う。8kmほど走ったところで少し頭痛が出てきたため、残りの区間は歩いてホテルに戻る。

 当地の気候は変わりやすいと聞いていたが、この日は特にその傾向が顕著で、晴れていたかと思うと、雲がでてきて、1時間後には雨、と思っている間に、また晴れ間がのぞく、といったように、空の色が猫の目のように変わる1日であった。

 そして、その空の色に呼応するように、曇ると頭痛が強くなり、晴れると頭痛が改善するいう状況を繰り返す。これまで頭痛は二日酔い以外経験したことがなかったので、経験したことのないこの頭痛でかなり集中力がそがれ、会議での会話がスムーズに頭に入ってこない。なんとか記憶をつなぐため、必死にメモを取る。

 曇天になると街全体が暗くなり、空が押し迫ってくるように感じる。この独特の低気圧が頭痛を招いているのではないか、と車窓を眺めながらぼんやりと考える。

 この日の夜は、日本料理店で現地在住の日本人との懇親会。異国の地での日本食。普段ならお酒も多く頼みたいところだが、この時点でも頭痛が残っていたため、ビールを一杯と控えめにし、あとはソフトドリンクで過ごす。