飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【入院19日目】〜一時退院〜

 待ちに待った一時退院。

 朝から、義母に迎えにきてもらい、病院を出る。

 

 懐かしい町並み、久しぶりの自宅。今まで当たり前と思っていた風景が本当にありがたいものに見える。道行く人や犬、木々や花々などの動植物だけでなく、車や家でさえもいとおしくなる。

 

 外の風が心地よい。一時退院をする際に、看護師から退院理由欄に「リフレッシュのためとか適当に書いといてください」と言われたが、まんざらでもない。起床時から5時間程度起きた状態で過ごすとかなり疲れが出たのか、昼前に眠ってしまう。

 

 昼食後は、あまり無理をせず、横になって過ごす。病院のベッドと自宅のベッドで感覚が違うのか、起きたときに少し頭がしびれた感じになるが、起き上がるとすぐに症状がひく。水分はなるべく多くとるように心がけて過ごす。

 

 子供達の宿題や勉強を見た後、夕飯を子供と義父母と一緒にとる。久しぶりの家族団らん。ほんのちょっとしたことでも話しながら食べるのは楽しい。この時間がずっと続けばと思う。今日と明日の二日間だが、普段の生活が少しだけ戻ったように感じる。

 

 夜は疲れてしまったのか、9時過ぎには床につく。この日は朝から5時間、午後は3時間ほど起きた生活。ようやく1日の三分の一、起きた生活に戻ることができる。