飲んだくれ親父の脳脊髄液減少症克服日記

30代後半で脳脊髄液減少症になった親父による発症から治療・完治までの記録。保存的治療による改善経過を中心に記載。

【入院10〜12日目】〜頭痛消失〜

頭痛の症状は全くでず。ただただ安静にして過ごす。

【入院8〜9日目】〜台風襲来〜

台風が再度近づいていることもあってか朝から低気圧。起床時、うっすらと頭痛がする。(10段階で2くらい)やはり、低気圧と頭痛は関係しているものと実感する。 ただ、これまでの頭痛ほどひどいわけではなく、安静にして過ごす。翌朝は、頭痛の症状が少し…

【入院6〜7日目】〜頭痛が治まる〜

昨日の頭痛がまるでなかったかのように、昨夕受けたMRI検査以降、翌朝もその翌日も頭痛の症状はなし。ただ、とにかく安静に過ごす。 この病気に関する権威である篠永正道先生の本では「発症して間もない時、おおむね三ヶ月以内では、多くの例で臥床安静で漏…

【入院5日目】〜強度の頭痛再来〜

この日は、朝から台風が関東に接近しており天候が悪いためかどうかは分からないが、かなり激しい頭痛。立ってトイレに行くのもやっとという状態。(10段階で7くらい) 終日横になっているが、それでも頭痛は治まらない。 夕方、脊髄のMRI検査を受ける。こ…

【入院2〜4日目】〜軽微な頭痛〜

入院後、台風が近づいてきており、天気も悪いせいか、うっすらと頭痛が生じる。特に、22日(月)は朝起きた時点で天気が悪いと分かるくらいの頭痛が生じる。確かに、先週から症状は治まっていたが、決して治っているわけではなさそうだ。

【入院1日目】〜入院生活〜

翌朝、脳神経内科の専門医の診断を受ける。妻も診断結果を聞きたいということで急遽仕事を休んで一緒に病院へ。 「選択肢はありません。今日から3週間程度、入院してください。脳脊髄液減少症です。とにかく入院中は食事とトイレ以外は寝て安静に過ごすこと…

【発症37日目】〜1ヶ月ぶりの検査で即時入院決定〜

元々一ヶ月前に予定していた検査日。午後から休みをとって病院へ。 この段階では頭痛もほぼ治まっていたため、念のための確認のみという感覚で受診。脳のMRIを受け診察室へ。 診察室で呼ばれたのに気づかず、少し遅れて中に入ると、先生がPHSを持ちながら画…

【発症35〜36日目】〜症状治まる〜

特に頭痛なし。頭の奥が曇ったような気もするが、特段気にもならず、淡々と仕事を行うことができるようになる。

【発症32〜34日目】〜自発的保存治療と猛烈な頭痛〜

今日から3日間仕事が休みということもあり、終日横になって過ごす。確かに、寝ているときは特に頭痛等ないが、起きると頭痛が出る。 15日夜、長めの風呂に入った後、ビールを一杯のんだところで猛烈な頭痛が生じる。長めに風呂に入ったのは、以前調子がよ…

【発症31日目】〜続く耳閉感〜

仕事で富士宮へ。 朝から、症状は比較的落ち着いているが、富士山の近くになり、標高が高くなってくると、耳の閉塞感が強くなる。ただ、頭痛で耐えられないというわけではなく、その日は特段業務にも支障がでず1日を過ごし、深夜帰宅する。

【発症1ヶ月目】〜病因発見?〜

山の日。 仕事も休みということもあり、朝からベッドでゴロゴロしながら、ネットで症状を改めて検索していると「低髄液症候群」の症例が自身の症状に合致していることに気づく。 たしかに、起立時は頭痛が出るが、横になっていると症状はない。 ネットでみる…

【発症29〜31日目】〜続く頭痛〜

頭痛が続く。 ただ、仕事が続けられないわけではなく、頭痛はあるものの、少し集中力が欠ける感覚。たまに言われたことが覚えられない症状がでたことから、なるべくすぐにメモをとるようにする。ただ、症状は軽微であったが、月曜日夜の予定はキャンセルする…

【発症28日目】〜再発二日目〜

大阪出張二日目。炎天下の中で過ごす時間が多かった。頭痛の症状は昨日と同程度あるが、それ以上に暑さで頭痛さえも忘れる天気。ただ頭痛はそれほど悪化することもなく、用務を終え、午後に羽田に戻る。 帰宅後は、頭痛も治まっていたので、長らく行っていな…

【発症27日目】〜頭痛が再発〜

この日は大阪出張。 車で空港に向かうまで、3時間ほど車に乗っていたのだが、そこで以前あった兆候が再び生じる。耳の閉塞感とちょっとした頭痛。「やばい、また始まったかな」とも思ったが、この段階では症状も軽微。飛行機も特段問題なく、到着後もホテル…

【発症12〜26日目】〜頭痛が一時的に改善〜

病院受診後、少しは気になるものの、大きな頭痛もなく、耳の閉塞感も徐々に減ってきている印象。一ヶ月先に検査を予約していたが、この時点では、もうわざわざ病院に行く必要もないのではないか、と思い始めていた。

【発症11日目】〜脳神経外科受診〜

頭痛の症状はあるものの、比較的穏やかな状態が続く。たまたま終日平日に休みがとれたので、朝から近くの脳神経外科を受診。 診察では午前中いっぱいかけて、MRIとMRAを撮る。はじめてのMRI。寝た状態で10分ほどとのことだが、とにかく音がうるさい。もち…

【発症10日目】〜続く耳閉感〜

朝から、ずっと耳が塞がった感じ。後頭部あたりの重い感覚も続く。 夕方、あくびのような仕草を数十回していたら、耳がすこし抜けた感覚に。少し楽になるが、階段を下りる際等には、まだ痛みを感じる状態。

【発症9日目】〜頭痛と肩こり〜

出勤するが、ずっと後頭部あたりが重く、首後ろあたりがこった感じが続く。この感覚は当初からほぼ変わらない。階段など頭が揺れると痛みが続く状態。

【発症8日目】〜響く頭痛〜

終日、横になって過ごす。夕方、症状が比較的落ち着いていたので、子供の外遊びに少しつき合ったが、ボールを受けた衝撃がかなり頭に響く状態。その後も頭が重い感覚が続く。

【発症7日目】〜緊急外来へ〜

帰国後の翌日は休日だったため、起床後、ネットで色々と頭痛に関する情報を収集する。出張中、頭痛を感じながら、ずっと気になっていたのが、以前、職場の先輩がかかったくも膜下出血。ひどい場合には意識を失うとあるが、その前の段階かも知れない。先輩か…

【発症6日目】〜症状が再び〜

6時半起床。普段なら散歩をするが、大事をとって散歩を控える。 頭痛は昨日に続いて軽微。午前中に用務を済ませ、おみやげなどを買ってから空港に向かう。車での移動中、道路事情が悪いのか、少し帰国が見えて気が抜けたのか、頭痛が強くなっていく。これま…

【発症5日目】〜症状が軽微に〜

朝10時半、第三の訪問都市に到着。空港をおりるとアジア系の人もちらほら。何と言っても日本から飛行機で2時間の距離。日本に近づいた安心感からか、気候も日本に近いものがあるのか、頭痛もかなり軽微になる。とにかくここまでくれば、あとは這ってでも…

【発症4日目】〜耳閉感のはじまり〜

頭痛は比較的軽微な状態。ホテル近くの広場付近まで20分ほど散歩する。朝食、チェックアウトを済ませ、車で用務先へ向かう。 途中、スーパーで休憩をしたところ、店を出たところで耳が塞がった感覚にとらわれる。周囲は、ほぼ全て平地といっていいほど高度…

【発症3日目】〜黒い文字が黄緑色に見える〜

朝5時に起床。昨夜に比べ、比較的頭痛は治まった状態。 ホテルから空港に車で向かい、9時前に第2の訪問都市へ向け出発。頭痛がこの2日ほど続いていたこと、これ以降の日程は医療状況も悪くなることが想定されたため、飛行機に乗ることはかなり心配であっ…

【発症2日目】〜低気圧と頭痛〜

朝5時に起床。散歩がてらにと、週一回行っているジョギングを軽く行う。8kmほど走ったところで少し頭痛が出てきたため、残りの区間は歩いてホテルに戻る。 当地の気候は変わりやすいと聞いていたが、この日は特にその傾向が顕著で、晴れていたかと思うと、…

【発症1日目】〜発症当日〜

これまで海外出張には何度か行っていたが、今回の出張は少し緊張していた。というのも、訪問先が3都市へ5日間で回るというハードスケジュールであること、また、その訪問内容も非常に重要な内容であるため、ミスは許されないという気持ちを強く持っていた…

脳脊髄液減少症について

脳脊髄減少症とは、「脳脊髄液腔から脳脊髄液(髄液)が持続的ないし断続的に漏出することによって脳脊髄液が減少し、頭痛、頸部痛、めまい、耳鳴り、視機能障害、倦怠など様々な症状を呈する疾患」とされている。(脳脊髄液減少症ガイドライン2007) そ…

はじめに

「80歳の人の脳です」 脳神経外科の診察室に入ると、医師が先ほど撮ったばかりのMRI画像を注視している。片方の手に持ったPHSで他の医師と話をしているようだ。PHSを切ると私の方を向き、医師から宣告。 「えっ?」まだ38歳の私。 「直ちに入院してもら…